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代表取締役社長
株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長 野坂英吾

2024年5月

売上高・営業利益・経常利益で過去最高を更新
5つの成長戦略で中長期の成長を実現します

株主の皆様、トレジャー・ファクトリーへの投資をご検討の皆様へ
この度はトレジャー・ファクトリーへ投資いただき、またはご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

2024年2月期は、引き続きリユースニーズが高く推移し、連結売上高は344億円(前期比22%増)、連結経常利益は33億9千万円(同29%増)となり、過去最高益を達成することができました。

業績伸長の要因は、仕入の好調と販売件数・販売単価の伸長です。新店出店やTV露出による認知度向上で、単体の店頭買取は20%以上増加し、さらに、宅配買取や出張買取の人員を強化し、店舗以外の買取チャネルも成長しました。仕入が増えたことで在庫を確保でき、新規出店を順調に進められました。
また、リユースニーズが高く推移し、単体既存店の販売件数は前期比4.1%増加し、物価高を背景に売値が上昇していることや、インバウンド売上が増加していることなどから、販売単価は同5.2%上昇となりました。アプリ会員を継続的に増やす取り組みも奏功し、顧客層の厚みも増しています。

2024年2月期の連結の新規出店は26店・移転3店と概ね計画通りとなりました。事業規模・展開地域の拡大、12業態に広がった業態の多様化に伴い、店舗物件のオーナー様からの信頼も向上し、より好立地の物件の獲得に繋がっています。新規オープン店舗をアプリ会員に事前告知することで、オープン前に多くのお客様にお並びいただくなど、新規出店の立ち上がりも堅調です。

今期もサステナブルな消費スタイルへの志向の強まりによるリユースへの追い風が続くなか、新規出店は30店を計画しています。既存地域と新たな地域への出店、既存店の成長の促進で、売上高、営業利益、経常利益いずれも過去最高を目指します。インバウンド需要の更なる伸びに応えるため、引き続きブランド品やラグジュアリー品を強化します。また、昨年10月に当社グループに迎え入れたゴルフ専門リユースの「ゴルフキング」を運営するアクオ株式会社を、今年2月にはグループ子会社の株式会社GKファクトリーが吸収合併しました。今後は、ゴルフキッズのノウハウをゴルフキングに注入し、ゴルフ業態の出店を進め、EC上での販売力も強化します。

新たに中期の見通しとして、2027年2月期までの中期経営計画を策定しました。
これを実現するための5つの成長戦略として、

方針1リユース事業の成長
年間30店以上のペースで出店を継続しつつ、毎期出店数を拡大できるよう取り組み、中核であるリユース事業の成長を促進
方針2新規事業への投資
リユース事業とシナジーのあるリユース周辺事業を強化することで、リユースを中核とするワンストップサービスの提供体制を整え、収益獲得機会を増加
方針3海外市場での成長
先行して利益体制の確立が進むタイ事業に続き、台湾事業の収益化も進め、2地域での多店舗展開を推進
方針4M&Aによる成長
中核事業であるリユース事業において、地域・専門カテゴリーを補完する業態への積極的なM&Aを実行
方針5DX投資による成長
自社のシステム開発力、アプリを活かしたDX推進により、業務効率化、ユーザビリティの向上などに焦点を当てた投資推進

を進めることで、売上高503億円、連結経常利益46億円を目指します。

当社グループでは、複数の業態や事業の展開により顧客との接点を増やし、顧客に提供できるサービスを増やします。それにより、今後の持続的な成長を実現していきます。
株主の皆様、当社への投資をご検討されている皆様には、引き続きご期待とご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。